ドォーモ。現役自動車鈑金塗装士のアル(@Alfagoodone)です!
今日は事故の証拠の際に役に立つドライブレコーダーについてのお話です。
最近は、ドライブレコーダーも普及してきて、色々な商品が発売されています。下は3,000円~、高級なものだと、5万するものまであったりもします。
「そんな中からどれを選べばいいのか分からない。」って方も多いはず。
そこで今回は、そんなあなたに「ドライブレコーダーの選び方」について説明してきます!
ドライブレコーダーに最低限必要な機能
ドライブレコーダーを購入する際、色々と機能が付きすぎて何を買えばいいか分からなくなりますよね。
しかし、安すぎるものを購入してしまうと、実際に事故が起きたときの映像が録画されなかったり、ナンバープレートなどの数字が確認出来ないなど、機能が不足しているものも少なくありません。
そういった失敗を防ぐためにも、まずドライブレコーダーを購入する際、最低限必要な機能についてご紹介していきます!
HDR・WDR機能
HDR・WDR機能とは、逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時などのコントラスト比が大きい状況で起こる、黒潰れ、白潰れに対して画像を補正する機能の事です。
もうちょっとかんたんに言えば、逆光で写真を撮影したときに、写真が真っ暗になったりしたことがあると思います。そういった場面で暗くなった部分を補正して見やすくしてくれる機能がこのHDR・WDR機能です。
これは私が使っているドライブレコーダーの映像ですが、逆光にも関わらず看板の表記などははっきりと映っています。ナンバープレートは都合上モザイクをかけていますが、実際の映像ではくっきりと確認することが出来ます。
このHDR・WDR機能がついていないタイプのドライブレコーダーの場合だと、逆光や対向車のライトなどでナンバープレートの文字が確認出来ない場合があります。
せっかく録画したのに証拠が写っていなかったでは話になりません。ドライブレコーダーは事故の証拠を録画するためのものなので、しっかりと証拠を残せるHDR・WDR機能が付いているものを選ぶようにしましょう。
ちなみにメーカーによって、HDRもしくはWDRと記載されていますが、どちらも機能的には似たようなものなので、どちらがいいかはあまり気にしなくても大丈夫です。
東西のLED信号機に対応したもの
ドライブレコーダーによっては、LED式の信号機が真っ暗に撮影されて信号機の色が確認出来ないといった症状を起こす機器もあります。
これはLED信号は常時点灯しているように見えますが、実際は高速灯火を繰り返しているために起こります。(西日本が1秒間に60回点滅、東日本が50回点滅)
ドライブレコーダーも撮影時は常時録画をしているわけではなく、1秒間に30枚を撮影(30fps)してそれを連続して映し出すことで動画として見せています。
このLEDの高速灯火のタイミングとドライブレコーダーの撮影の波長が重なったときに、信号機の色が消えてしまうといった現状が起きてしまいます。
事故の発生しやすい場所として、交差点は特に多い場所です。事故が起きた際に信号の表示というのは証拠として、とても重要なってきます。
いまは、こういった信号機の消える現象に対応した商品が多数発売されていますので、全国の信号機に対応したものを購入するようにしましょう。
駐車監視機能はなくてもいい
購入する際に、駐車機能はあったほうがいいのか??といった質問をよく見かけます。あるに越したことはないですが、私個人の意見としてはいらない機能だと思います。
些細な動きに反応してしまう
いらない理由のひとつにセンサーの反応が敏感すぎるといった点があります。
強風時の木の揺れや大雨、人の行き来などにも反応するため、人が多く行き来する場所などでは常時撮影と同じ状況になってしまいます。
ドライブレコーダーに内蔵されたバッテリーは駐車時の撮影はそう長く録画は出来ません。振動感知で録画も残りはしますが、前方のみの撮影なので、実際に停車時に正面からぶつかることがあるかと言われたら微妙なところです。駐車場の当て逃げで多いのは横の方が多いですからね。
車上荒らしといった場面でも、分かっている人間はドライブレコーダーごと持っていく可能性が高いのであまり意味を成さないのではないのかというのが、私の個人的な意見です。
バッテリーあがりの可能性
駐車監視機能をもつドライブレコーダーの中には自動車本体のバッテリーを使用するものもあります。しかし、レビューを見ているとバッテリーが上がったなども報告もチラホラ見るので、バッテリーに接続するタイプのものもわざわざ取り付ける必要もないんじゃないかと。
バッテリー上がり防止機能もありますが、そういった機能がついてくれば、その分金額としても高額となってきてしまいます。
治安が悪いなどの状況に合わせて
駐車監視機能については、よほど治安の悪い場所に住んでいるか、狭い駐車場を頻繁に利用するなどの被害にあいやすい状況でない限り必要はありません。
自分の住んでいる場所や自動車の用途に合わせて、必要か不必要か判断するようにしましょう。必ずしも必要ではありません。
おすすめドライブレコーダー
では、ここからは今までの説明をふまえたうえで、私のおすすめするドライブレコーダーをいくつかご紹介します!
PAPAGO GoSafe 130
一つ目は、PAPAGO「 GoSafe 130」です!PAPAGOという聞きなれないメーカーかもしれませんが、ドライブレコーダーのメーカーとして、最近有名になってきているメーカーです。本社は電子機器関連では有名な台湾に本社置くドライブレコーダーメーカーです。
この商品は、なんといってもコストパフォーマンスがすごくいいです!
- 録画は300万画素フルHD(広角140°)
- HDR機能を搭載
- LED信号機対応済み
- Gセンサー内蔵
- 速度制限表示警告機能
- 出発遅延警告機能
先ほど紹介した最低限必要な機能は備えつつ、速度制限表示警告や出発遅延警告といった運転アシスト機能もついています。それでいて1万円を切る価格で発売されているお買い得な商品です。
速度制限表示警告はおまけ程度の機能と認識しておいた方がいいですが、あると最初の方は結構面白いですw
GPS機能は搭載されていませんが、画質も鮮明で視野角も広い。液晶も搭載しているので録画風景もその場で確認をすることが出来ます。
電源もシガーソケットからの給電なので取り付けも簡単です。付属に16GBのメモリーカードが付属しているので、購入してすぐに使用することが可能です!
1万円以下でドライブレコーダーをどれにしようか悩んでいる方は、「PAPAGO GoSafe 130」を買っておけば間違いありません!
コムテック ZDR-012
2つ目はコムテック「ZDR-012」です!こちらは先ほど紹介した「GoSafe 130」よりも少し値段は高くなりますが、「日本製の商品がいい!」という方にはこちら。
- 録画は200万画素のフルHD
- HDR機能を搭載
- LED信号機対応済み
- Gセンサー内蔵
- ドライブサポート機能搭載
内容的には先ほどの「GoSafe 130」とさほど変わりません。しかし、コンパクトな設計でGセンサーの感度調整機能のなどの細かな設定が可能になっています。
こちらも1万円以下で購入できて、なおかつ最低限の機能は搭載しているので、こだわりがない限りは安心して使用可能です。
他の機能に関しては「GoSafe 130」とさほど変わりないので、どうしても日本製じゃないと安心できないといった場合はこちらを購入するといいでしょう。
ケンウッド DRV-610
オーディオメーカーとしておなじみのケンウッド「DRV-610」- 録画は300万画素のフルHD
- WDR機能を搭載
- LED信号機対応済み
- Gセンサー内蔵
- ドライブサポート機能搭載
こちらは1万円を超えてしまいますが、その分性能が充実したモデルとなっています。ちょっといいものが欲しい場合は「DRV-610」がおすすめ!
液晶も横長の画面なので、確認する際も見やすい画面となっています。ほかのドライブレコーダーよりも3M(2304×1296)録画でより鮮明にナンバープレートなどを撮影することが可能となっています。
GPSも内蔵されているので、事故を起こした際の位置情報もしっかりと記憶してくれます。
操作性に関しても評判がよく、1万円を超えるモデルの中ではかなり評価が高い商品となっています。
価格は他の2種よりも少し高くなりますが、GPS搭載型が欲しい場合はこちらを購入しておくといいです!
購入する際の注意点
おすすめ商品は以上の3点となりますが、購入する際には1つだけ注意点があります。
もし、シガーソケットからの電源以外での取り付けを希望の際は、別途配線コードが必要となります。
その際、配線加工が必要になるので、ある程度知識が必要になってきます。自分で加工が出来ない場合は、カーディーラーやカー用品専門店での取り付けとなります。
持ち込みで対応してくれるところもありますが、ほとんどの場合は、店舗での直接購入が基本なので、配線を隠したい場合などは、店頭で購入するようにしましょう。
まとめ
今日はドライブレコーダーについてお話をしてきましたが、最後にまとめです。
購入する際は
- 逆光・夜に対応したHDR・WDR機能搭載型を
- LED信号機に対応したもの
- 駐車機能は必ずしも必要ではない
- 配線加工時希望の場合は店頭での購入を
以上の4点が購入する際の注意点となります。
ネットでは他にも色々なドライブレコーダーが発売されているので、購入する際はしっかりと確認して購入するようにしてください。
今回おすすめした3機種であれば、機能は保証出来るので、迷った際には参考にしてみてください。